テーマ本箱
ユーリの本箱

ノルシュティンs
高熱が出るといつも観る夢がありました。モノクロTVの未放送チャンネルの操作線のなかで見え隠れするチョウの夢です。音はなくチカチカとする乱舞する光のチョウは、朦朧と目を覚ましても舞い続けていました。そんな夢のつづきのようで、根源的なところで揺さぶられてしまうのがユーリ・ノルシュテインの短編アニメ作品「話の話」です。
タルコフスキーもそうですが、幼な心の風景はなぜかロシアにつながっているようです。もうひと昔以上に遠くなってしまった学生時代、吉祥寺のジャブ50などでよく上映された「チェコとロシアのアニメ」企画などが懐かしく思い出されます。こうして本箱におさめてみるとちょっと壮観で、感慨深いです。

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【光描詩人の本箱】