印度
「い」の箱_印度 yy


カリブ海にあるインド

物語の舞台は、英領トリニダード島のインド人社会。主人公の“神秘な指圧師”と島の人々との会話を楽しみながら読むのがおすすめだ。《植民地英語》を話す彼らは、唐突に大げさに予想外の喜怒哀楽をあらわすかにみえる。そう感じたら、あと少し想像力と忍耐をもって彼らの会話に近寄ってみてほしい。本書が描きだす世界は、人間は言葉によって存在してきたのだということを力強く訴えている。(YY)


【五感連想】

  • 飲みたくもの:コーヒー
  • 聞きたくなる音楽:
  • 想起する風景:輪転機、本が積み上げられた薄暗い部屋
  • 連想するモノやコト:
  • つながる本:『クレオール主義』今福龍太

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