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軽井沢・シャレーに、「ほんばこや」ほんばこ出現!

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中軽井沢のレストラン『シャレー』は、軽井沢バイパス塩沢交差点のすぐ近く、「ウォーターフォール」で有名な千住博さんの作品を集めた千住博美術館の斜め向かいにあります。

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『シャレー』とは、スイスのアルプス地方に見られる大きな屋根の突き出た山荘のこと。このレストランもその名の通りの外観、四方がガラス張りで、外も緑、中も緑がいっぱいで、まるで庭園の中にいるようです!

レストランと言っても今時のイタリアンなどではなくて、昔ながらの洋食屋さん。
お薦めは「ビーフシチューが一番」と言う人もいれば、「いや、カニコロッケが絶品なんだよ」とか「私はハンバーグですね」とケンケンゴーゴーの様相。
観光客相手というよりも、むしろ地元で長く親しまれているレストランです。
当日、特別に出していただいた朝食も絶品でした。

6月30日の日曜日、この「シャレー」に、ほんばこやプロデュースによる本箱が4つ出現しました。
というか、だいぶハミ出してしまってますが・・・

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「シャレー」の40周年を祝うために、オーナーシェフの弟さんである土屋三千夫さんからのご依頼で、われわれ「ほんばこや」が、ほんばこの選本をすることとなりました。ミチオさんのインタビューから始まり、選本・調達を経て、ようやく本日の贈呈式をむかえました。

用意したほんばこは4つですが、テーマは3つ。

六人きょうだいのルーツである「軽井沢の歴史と記憶の函」
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その中で生まれた「土屋家の風景の函」
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そしてシャレーの40周年を祝い、今後ますますお元気でありますように、との「思いを込めた函」
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だから、『軽井沢シンドローム』のような懐かしい漫画や浅間山碓氷峠の本があったり、土屋家に縁のある真言宗繋がりで『空海の夢』があったり、農業の癒しを描く『生きるぼくら』が並んでいたり、アイスホッケー漫画があったり。ジョン・レノンの軽井沢での様子も写っているミチオさん秘蔵の写真集も!!
軽井沢と土屋家と「シャレー」の間を、本と本の繋がりで楽しんでいただける本箱となりました。

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そして弟から兄への贈呈式。なんてソックリな兄弟なんでしょうね♪

DSC00470ほんばこの本の一冊一冊にこめたあふれる思いを、お兄様と奥様に解説していくミチオさん。

DSC00477森村桂さんと加藤登紀子さん、藤本敏夫さんの本を見つけた奥様が、「ほら、コレコレ」と地元誌『軽井沢ヴィネット』2008年春号掲載の記事を出してこられました。
森村さんがされていた手作りのケーキとジャムの店「アリスの丘」で行われた桂さんと登紀子さんの対談記事です。実は、このとき出されたサラダが、シャレー特製メニューとのこと!
桂さんはお店のスタッフと一緒に、時々シャレーに来ては「ごめんなさーい」と持ち込んだ自家製ケーキを試食。そんなときは、シェフと奥様の分をお土産に残していかれたのだとか。

レストランはもちろん食事を楽しむ場所ですが、人と人がつながり、広がる場所でもあっていいはずですよね。その時、遠い記憶の中の素敵な思い出を、よみがえらせてくれるのが1冊の本だったりするといいなぁと思います。

選本をご依頼いただいた三千夫さんにも、ほんばこを贈られたお兄さんにも大変満足していただけたようです。

ほんばこやでは、今後の軽井沢を「もっともっと本の町に」する計画にも取り組み中です。
この夏、軽井沢のシャレーに行って、絶品の洋食(個人的にはハヤシライスがお薦めです)を待つ間に、ほんばこの実物も是非ご覧になって下さいませ。

 

 

 

 

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レストラン シャレー

住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉塩沢859
電話:0267-45-3452(予約可)
店内禁煙 子供可 ランチ営業あり

『軽井沢ヴィネット』の最新刊 2013上巻の「変わらないこだわりの味 愛されてきた洋食メニュー」でもシャレーが紹介されています。