創作のタネは半ズボンの日々
地下室とか、たんぽぽのお酒とか、幽霊屋敷とか、サーカスとか。こういう字面を見ただけで彼の作品の香りがしてくるのは何故だろう。いったい誰のものにも似ていない物語はいかにして書かれたのか。この本には、彼の創作の一端が明かされている。タイプライターに向かって苦しむ彼を助けるのはいつも、「おさな心」に刻まれた記憶の断片群なのだった。(野嶋)
【五感連想】
- 食べたくなるもの:ジェリービーンズ
- 聞きたくなる音楽:RCサクセション、ジョン・レノン
- 想起する風景:昔のSFにありそうな未来、フェンスの低い庭
- 連想するモノやコト:タイプライター、自転車、ロケット
- つながる本:『スタンドバイミー』スティーヴン・キング