【マツマルノタネ】運動にご協力ご支援、ありがとうございました。ほんのお礼のしるしに、松岡店主の口癖だった「本にはなんでも入る」を証明する万華鏡本のご紹介を。表題でわかるように、本の雄と雌は子をなし、書斎は溢れるのが蔵書家の常。そこから始まるファンタジーは、歴史ありサイエンスありノスタルジーあり、まさに「まるごと一冊松丸」仕立てです。〈目の前の本棚から鍵となる正しい一冊をもし抜き取ることができれば、その隙間から、かつては私にも見えていたのかもしれないその世界がふたたび垣間見えるのではあるまいか〉。本読みの血湧き肉躍る本書に、青いバラの苗木を添えて。(oTo)