『定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー』
フランソワ トリュフォー (著), アルフレッド ヒッチコック (著), 山田 宏一 (翻訳), 蓮實 重彦 (翻訳)
フランソワ・トリュフォーがヒッチコックにインタビューして構成したサスペンス学。作品を15の時代に分けて撮影方法や観客の嵌め方に迫っていく。どんなに作品がエモーショナルでも、ショッキングでも、ヒッチコックは常に「いかにあざむくか」だけを冷徹に考えていたようだ。そんなヒッチコック自身の怖いものは子供、警官、高所、次回作の調子なんだとか。(野嶋)
【五感連想】
- 食べたくなるもの:バゲット、チーズ
- 聞きたくなる音楽:マリオネットの葬送行進曲(ヒッチコック劇場のイントロ)
- 想起する風景:アメリカのアパートメント、映画館
- 連想するモノやコト:帽子、コート、ハリウッド女優
- つながる本:『さらば愛しきサスペンス映画』逢坂剛, 川本三郎/『ヒッチコック万歳!』植草甚一