大切なものは目に見えない。物語はそんな贈り物だ。それと感じることさえ出来れば夢幻かつ無限の恩恵にあずかることができる。ただし、そんな物語にであえるのは稀である。汲み尽くせない井戸のようにみえるのは、そこに開かれている意識の有り様かもしれない。
12月に入ってNHK100分de名著「サン=テグジュペリ 星の王子さま」がはじまった。幼年時代の意識に写る「星の王子さま」はどうも、つきあいにくいキツネであった。つかず離れず、こうして40年を経てみて、はじめてわかってくることもあるし、絆も感じる。物語を繋ぎ留めるために、言葉は大事なインターフェースとなる。いろんな訳書に囲まれながら、あのちいさな王子とその物語について考えてみたい。そんあ連想旅程のための本箱をつくってみた。そして、いつかの砂漠を夢にみよう。
【ちいさな王子の本箱】
◎翻訳お小言
◎漫画版
◎ガイド